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こんにちは、ちーみつです。
AIを少しずつ取り入れて、
毎日をちょっとラクに。
生まれた余裕がやさしさを育て、
やさしさが広がる未来を願って発信しています。
さて、先日の投稿(#123 AIアートコンテスト、アイデアが出ずにいます…)で
「AIアートコンテストのアイデアが出ない…」
と正直な悩みを打ち明けさせていただきましたが、今回はその完結編です。
締切ギリギリまで悩み抜いた末、
無事に作品を提出することができました。
その過程で見えてきた、AI画像生成の新たな面白さについて、
今日はお話ししたいと思います。
きっかけは「水でできた服」
今年の夏も、本当に暑かったですね。
「いっそのこと、ずっと水浴びしていたい…」
そんな願望から、ふと「水でできた服があれば最高なのでは?」というアイデアを思いつきました。
実はこのアイデア、
去年も同じことを考えて画像を生成していたんです。
すっかり忘れていたのですが、
過去のフォルダを漁っていると、その時の画像が出てきました。
「これだ!」と思い、
私はこの1年前のアイデアを元に、作品を完成させることにしました。
最新AIとの、ちょっとしたすれ違い
まずは、去年の画像をMidjourneyの`/describe`コマンド(参考記事:#22 画像からプロンプトを自動生成!MidJourneyの:describeの使い方)にかけて、プロンプトを再現しようとしました。
ところが、返ってきたのは「Image denied」という無情なメッセージ。
どうやら、画像フィルターに弾かれてしまったようです。
露出が少し多かったのかもしれません…。
仕方なく、Discordの履歴を生成したところまで遡って、
去年使ったプロンプトをコピペし、いつも使っている最新バージョンで生成してみました。
すると、どうでしょう。
あまりにもリアルに水しぶきが描かれてしまい、
まるで水をぶっかけられたような感じに。
私が作りたかった、ぱっと見で「服」だとわかるような雰囲気にはなりませんでした。
不思議なことに、
去年その画像を生成した古いバージョンを使っても、もう似たような画像は作れなくなっていました。
AIは日々進化して、
よりリアルな表現が可能になっています。
でも、その進化によって、
かえって失われてしまう表現もあるのだと、この時初めて気づかされました。
ボツ案も、また楽し
もちろん、リアルな表現が悪いわけではありません。
ただ、私が作りたかったのは、
もう少し不思議で、服のように見える水でした。
このイメージに近づけるために、
本当にたくさんの画像を生成しました。
その一部、いわゆる「ボツ案」はインスタグラムにまとめてみたので、
よかったら試行錯誤の跡も覗いてみてください。
▶︎ 没案はこちら:
1年前の自分に救われた「奇跡の一枚」
結局、最新のAIでは理想の画像を再現できなかった私は、
1年前に生成した元々の画像を少し修正して、今回の作品として提出しました。
AIの進化についていくのも大事だけど、
時には過去の自分の感性や、古いバージョンが持つ「味」に助けられることもある。
そんなAIとの付き合い方も、
また面白いなと感じた出来事でした。
最後に
今回、私が一番伝えたかったこと。
それは、結果がどうであれ、
失敗や試行錯誤も含めて「AIで何かを作るのは、すごく楽しい」ということです。
完璧な作品じゃなくてもいい。
自分の「好き」や「面白い」を、AIと一緒に形にしてみる。
そのプロセス自体が、かけがえのない宝物になります。
今、挑戦しているコンテストのサイトには、
私以外にも、たくさんの方の素晴らしい「暑さを忘れる魔法」が展示されています。
このコンテストは、お子様も参加されています。
子供たちのユニークな発想に触れるのも、また楽しいですよ。
ぜひ、色々な作品に触れて、
画像生成AIの可能性を感じてみてください。
▶︎ コンテスト投票サイト:
そして、もし私の作品の背景にあるストーリーに少しでも共感していただけたら、
投票で応援していただけると、とても励みになります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
P.S.
耳でインプットしたい方向けに、stand.fmやSpotifyで音声配信も行っていま
す。移動中や作業中に、ぜひお聞きください。